12月17日朝、新宿着。
上野に行き、ネットカフェで三時間仮眠。
駅前のユニクロ、無印良品でショッピング。
寿湯に入浴。
最首塾に行く。映画「叛軍№4」(岩佐寿弥監督、1972)の上映と、岩佐寿弥さん(監督)×和田周さん(主演)×最首悟さん(脇役出演)の鼎談。
戦時中に兵営で狂人として病院に収監されるために天皇制の打倒とマルクス主義を掲げたビラを貼った二等兵が憲兵に取り調べられる様子を26年後に講演会で話し、そのあとで出演俳優たちが演じるとはなんぞやと語り合う内容だった。
人を喰ったような映画であり、とても眠くなり、これはとても売れなかったに違いないと思っていたら、朝日新聞の選ぶ1972年邦画トップ10に選ばれていたのだそうだ。信じられない。
乾杯時には酒はあってもお茶が無いのでお使いに行く。「丹波くんが人使っているのをしているのをはじめて見た」との声が聞かれた。
河童橋の通行人は皆、観光客で道を聞いてもわからなかった。
水俣の刺身をいただく。酒をいただく。酔う。
池田のおしたさんと会う。想像していたよりも若くていらした。
飲み屋に2次会。後、くしゃみ氏のお宅に邪魔して泊めて頂く。
12月18日。
くしゃみ氏宅を辞し、目黒寄生虫館を見学する。生物多様性を担保しているものがなんなのか考えさせられた。ホルマリン漬け標本が多かったが、ホルマリンに漬けると色は抜ける。もっと色はあったのだろうか。
陰嚢が腫れ上がる寄生虫の病の写真を観る。それで金を稼ぐ江戸期の乞食の話を聞き、絵を見たことがある。誇張だと思っていたが、実際にいたのだ。
目黒寄生虫館を出て、山手街道を歩くと、行列の出来るラーメン屋の向こうに松本民芸家具がある。ロッキングチェアに惹かれて中に入ると、暇そうにしていたおじさんが家具の選び方を丁寧に1時間以上レクチュアしてくれた。
勉強になった。
渋谷駅から代々木公園を抜けてオリセンに行き、15時から部屋を借りて悶問をひらく。23時に解散。
オリセンは学生時代何度も使い、宿泊棟も何度も泊まったが、作業があり、徹夜だったのでしっかり眠ったことはなかった。
12月19日。
くしゃみ氏に朝飯兼昼飯としてロシア料理を馳走になる。素晴らしい。店員さんの格好がかわいらしかった。くしゃみ氏の最首塾苦労話を聞く。妹と合流、くしゃみ氏は仕事に行く。
デパートに行くと、ペットワークスの展覧会がやっていた。展覧会会場の横で洋書を観る。
映画「宇宙人ポール」を観る。云十年のSF映画史の厚みを感じさせる宇宙人映画の宇宙人映画による宇宙人映画のための映画だった。
オリセンに行き、オリセンの風呂に入る。
映画「葦牙」を観る。虐待児の増え続ける児童養護施設の今を写した映画だった。教育的な映画だった。
はなまるでうどんを食べる。高速バスで帰阪に就く。
なるようにしかならない
15 時間前
0 件のコメント:
コメントを投稿