2010年4月19日月曜日

甘酒

 甘酒が飲みたくなったので作った。
 お粥を炊いて、ふやかしたこうじを入れて、炊飯機の蓋を少し開けて保温していくだけ。
 ズボラな某夜気にはピッタリ。
 時間かかるけど、酒カスよりも火のこと気にしなくて済む分だけ簡単かも。
 ただ、明らかに作り過ぎで、一人で消費するのは案外大変かも。
 朝飯、これかな?

 4月19日追記
およそ、甘酒の作り方としては、二通りある。もっとあるかもしれないけど、某夜気は二つしか知らない。
 一つは、酒粕を溶いて砂糖やらしょうがをぶち込むやり方で、だいたい初詣あたりで出てくるのはこの類の甘酒ではないだろうか。これは某夜気も良くやった。鍋を焦がした焦した。
 もう一つのやりかたは、炊いた米に麹を入れてほったらかすやり方である。これはやったことがなかったので昨日やってみた。

 新酒ができるのは冬で、この時期に大量に出る酒粕の利用法として粕漬けや粕汁や甘酒という利用法が出てくるのは自然なことだと思う。冷蔵庫なんて無いわけだし。
 でも、甘酒と言うのは辞書によれば夏の季語である。夏には甘酒売りが江戸市中を行商してまわったのだとか。夏まで酒粕がもつわけがない。
 麹を使うやり方は、これはもう味噌とか醤油と同じように発酵食品と言うことになる。ヨーグルトと同じである。
 一定温度に保った粥に麹を混ぜてほったらかしているうちに、麹菌が出す酵素によって、でんぷんが分解して、グルコースが出てくる。料理とか調理とか言ったものは、消化の外部化とも言い換えられる。ご飯を炊くと言うことはその典型である。唾液がやっているような消化を既にやってくれている。

 少し温度が高すぎたかと気になっていたけど、どうやら、えらい甘いおかゆになった。世一行と言えば成功なのだろうけど、麹と言うのはカビであるらしい。カマンベールと言い、ゴルゴンゾーラと言い、カビはうまいのだろう。ペニシリンだってカビから見つかったわけだし。

 一応、レシピ。
米(本当はもち米がいいらしいけど、普通の米)1合でおかゆを炊く。
こうじをふやかす。
おかゆが60度前後まで覚めたらこうじをぶちこむ。
炊飯器のふたをちょっと開けて温度計入れて温度が高くなりすぎないようにしてほったらかす。
十時間くらいしたらうまくしたら出来上がってる。うまくしなかったら知らない。