2011年11月29日火曜日

私の死亡広告

『私の死亡広告』だったか、各界の著名人が自らの死亡広告を考えて寄稿した本があった。
 それを読んでいて、自分も考えてみようかと思った。
 こんな風に書かれたらいいなあ。

 某夜気さん(ナナシ・カオナシ=悶問世話人)さんがXX日未明までにアルコール中毒と圧迫性ショックの合併症で死亡していたことがわかった。YY歳だった。知人が呑むために自宅を尋ねた所、某夜気さんが本棚の下、全身酒まみれになって倒れているのを発見、搬送先の病院で死亡が確認された。警察は日頃の某夜気さんの悪癖と現場の状況から事件性はないと見ている。某夜気さんは静岡県出身、2003年に大学に進学するため上京し、留年と中退を経験する。2008年に結婚、2010年に大学を卒業。四国遍路を経て、大阪に移住し、にわか関西人としてぷちディアスポラ気分になる一方、塊より始める怪解なる会『悶問』を立ち上げる。故人の遺志に基づき、来るZZ日には不祝儀ぽっきりオールナイト飲み放題通夜、翌昼からはロケンロールな踊り念仏どんちゃん騒ぎの野辺送りを予定、戒名は「寓多良庵(ぐうたらあん)居士」となる。

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